Windows Server 2012 R2が収められたDVD-ROMは「DVD-ROMブート可能」となっています。つまり、DVD-ROMブート可能なPC(最近のPCはほとんどの機種で対応します)であれば、そこからセットアッププログラムを起動できます。さらにWindows Server 2012 R2は、Windows Server 2008 以前と同様、ネットワークから必要なデータを取得してセットアップすることも可能です。ただしこの場合、セットアッププログラムを配布するサーバーを別途用意する必要があります。
対象となるPCに、すでに起動可能なWindows系OSがインストールされている場合、そのOS上でWindows Server 2012 R2のセットアッププログラムを起勣して、セットアップを開始することも可能です。すでに述べたように、Windows Server 2012 R2ヘアップグレードインストールできる0Sは64ビット版のWindows Server 2008 R2 SP1 または
Windows Server 2012に限られますが、新規インストールであれば、エディションが異なるWindows Server 2008 R2 SP1 またはWindows Server 2012や、Windows 8などのクライアント向けWindowsなどからでもセットアッププログラムを起動してインストールできます、
なお本書では「コンピューターをDVD-ROMから起動できる」ことと「アップグレードではなく新規インストールである」ことを前提とし、DVD-ROMから起動してセットアップする方法について解脱します。
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